職場で「雑に扱われた」と感じると、仕事を辞めたくなるとき
上司に素っ気ない態度を取られた。自分だけ声をかけてもらえなかった。ちょっとしたことなのに、胸がざわついて「もう辞めたい」と思ってしまう。
こんな経験はありませんか?
ちょっと嫌なことがあると、その場所や人から距離を取りたくなる。
これはアダルトチルドレンによく見られる特徴のひとつです。職場に限らず、人間関係全般で起きやすい反応でもあります。
「雑に扱われた」と感じると、離れたくなる。
今回は、それが「職場」で起きているケースについて、その背景にある心理的なメカニズムと、どう向き合えばいいのかを整理してみたいと思います。
「雑に扱われた」と感じるたびに仕事を辞めたくなる【読者の声】
まずは、フォロワーさんからいただいた質問をご紹介します。
れいこさんお久しぶりです✨
最近仕事を辞めたい病がすごいです。
どういう時にそう思うのか考えると「自分を雑に扱われた時」ということに気づきました。
(れいこさんに出会うまではそれすら気づかなかった😂)
でも結局家族のことやメリットデメリットを考えてしまい、誰にも吐き出せないまま家族と生活のためと今はなんとか踏ん張っています。
今まではどこの職場でも同じようなことで悩み「私はここに必要ないんだ」と退職していました。
そして職場で嫌なことがあると家族に八つ当たりしてしまいます。
このままじゃダメだ、子どもたちにも申し訳ないと自己嫌悪です
今回は、この質問だけでなく詳しい事情もうかがった上での回答になります。
「自分を雑に扱われた」と感じるたびに辞めたくなる。でも家族のために我慢する。そしてそのストレスが家庭に漏れ出してしまう。
この苦しいループ、もしかしたら幼少期の体験が関係しているのかもしれません。
そもそも「雑に扱われた」と感じやすいのはアダルトチルドレンの特徴?
ここでひとつ、立ち止まって考えてみたいことがあります。
「雑に扱われた」は、本当なのか、という点です。
アダルトチルドレンの場合、幼少期に「自分は大切にされなかった」「自分は後回しにされる存在だ」という経験を重ねていることが多いです。
すると、心の奥に「自分は大切にされない」という前提ができあがります。
この前提があると、日常のちょっとした出来事も「やっぱり私は雑に扱われる」という解釈に結びつきやすくなるんです。
相手にそのつもりがなくても、自分のフィルターを通すと「雑に扱われた」と感じてしまう。
これは、あなたが悪いわけでも、被害妄想なわけでもありません。
幼少期に身につけた心の守り方が、今も自動的に働いているだけなんです。
本当は大切にされているのに、それを受け取れないまま自分から離れてしまう。そうだとしたら、少しもったいない気もしますよね。
「どの職場でも同じ」で悩んでしまうとき、心の中で起きていること
「どこに行っても同じことで悩む」
これは、職場が悪いとか、あなたの選び方が悪いとか、そういう話ではありません。
先ほどお伝えしたように、アダルトチルドレンには「自分は大切にされない」という前提が心の奥にあります。
この前提がある限り、職場を変えても、人間関係を変えても、同じパターンが繰り返されやすいんです。
新しい職場に移っても、ちょっとしたことがあると、過去の傷が反応して「やっぱりここでも雑に扱われる」「私はここにも必要とされていない」という感情が湧き上がってくる。
つまり、環境を変えても、自分の中にあるパターンが変わらなければ、同じ苦しさがついてくるということなんです。
文章を読ませてもらって、きっと質問者さんも、それはわかっているんだと思います。わかっていて、それを変えたいと思ってのご相談だったんだろうなと。
さらに、職場は家庭環境を重ねやすい場所でもある
職場の人間関係は、子どもの頃の家庭環境と構造的に似ています。
上司は親のような存在。
同僚はきょうだいのような存在。
無意識のうちに、私たちは職場の中に家庭を重ねて見てしまいます。
だから、上司にちょっと冷たくされると「親に大切にされなかった記憶」がよみがえる。
同僚が評価されると「きょうだいばかり可愛がられた記憶」が刺激される。
本人は「今の職場の問題」だと思っているけれど、実は心の中で「過去の傷の再体験」が起きているんです。
そう考えると、「職場が悪い」「自分が悪い」ではなく、違う視点が見えてきます。アダルトチルドレンが「仕事を辞めたい」と繰り返し感じてしまう背景には、こうした心の仕組みがあるんです。
辞めたい気持ちに振り回されないための対処法
根本的には、この心の傷を癒すプロセスに取り組むことが大切です。
でも、まず今日からできることがあります。
それは、「あ、今この感情が出てきているのは、過去の傷が反応しているんだな」と気づくこと。
職場で「雑に扱われた」「私は必要ない」と感じたとき、その感情をそのまま現実だと受け取るのではなく、「これは昔の傷から来ている反応かもしれない」と一歩引いて見てみる。
これだけでも、感情に飲み込まれにくくなります。そうすると、「辞めたい」という衝動に振り回されにくくなります。
無理に我慢しなくていい:辞める・離れるという選択肢もある
ここまで読んで、「じゃあ、今の職場で頑張りながらパターンを変えていかなきゃ」と思った方もいるかもしれません。
でも、そうではありません。
もちろん、今の職場を続けながら、自分と向き合っていく道もある。
一度離れて、心が楽になってから、落ち着いて自分と向き合う道もある。
どちらを選んでも大丈夫です。
大事なのは、「辞められない」「我慢しなきゃ」と自分を縛らないこと。
選択肢があると思えるだけで、心に余裕が生まれることもあります。
あなたが楽になることが、家族のためにもなる。
そう思って、どうするかを考えてみてほしいなと思いました。
まとめ
「雑に扱われた」と感じるたびに仕事を辞めたくなる。どの職場でも同じことで悩んでしまう。
これはアダルトチルドレンによく見られるパターンです。
幼少期に「自分は大切にされない」という経験を重ねた結果、心の奥にその前提ができあがり、職場でも同じ感情が繰り返し湧き上がってしまう。
でも、それはあなたが悪いわけではありません。
大事なのは、「これは過去の傷が反応しているのかもしれない」と気づくこと。そして、「辞められない」「我慢しなきゃ」と自分を縛りすぎないこと。
今の職場を続けながら向き合う道もあれば、一度離れてから向き合う道もあります。
あなたが楽になることが、家族のためにもなる。
自分を追い詰めず、どうしたいかを考えてみてくださいね。

















