口数が少なく、家庭の事に関心がない夫との溝が埋まりません

夫が家庭の事に無関心で、何を考えてるのかわからない。

このように悩む女性はとても多いですね。

離婚を真剣に考えてカウンセリングに訪れる方もいるくらい、妻側にとっては深刻な問題です。

カウンセリングでは、そんな関係から、信頼関係を取り戻して、幸せなご夫婦になれることも、多いです。

今日も、DMの質問に回答していきます。

こんばんは! DMで質問させて頂きます。

夫が無口で、いつも口数が少なく何を考えてるかがあまり伝わってきません。

子供の事や家計のことなど、大事なことは2人で意見を出し合って話あいたいのですが、相手の考えを深掘りしようとしても毎回『特に何も考えてなかった』と言われます。

家庭に興味が無いのか責任感が無いのか…この人にとって家族ってその程度なのかなと悲しくなります。

子育ても家計管理も協力し合い二人三脚でやっていきたい私と、当事者意識のなさそうな夫との溝が埋まりません。

夫婦円満な家庭にしたくて何度もこの気持ちを伝えた事はありますが相手に変化はありません。

これは私の捉え方に問題があるのでしょうか🥲 何でも最終的に『ACである自分の生きづらさに原因があるのかな…私がおかしいのかな』と落ち込みます。

夫と私のギクシャクした雰囲気が子供に伝わり不登校の一因になったのかなと自分を責めてしまいます。

「寂しさと正しさをごっちゃにすると、幸せが遠のく」と、私たちの業界ではよく言われていまして……。

また、自分の望んだとおりに行動してくれるかどうかで愛情を測るのも、自分を苦しめることになるものです。

(ACに限らず、多くの女性が持っている感覚なので、質問者さんは別におかしくないですよ😉)

今、お子さんの事とか、家計の事とか、色々必死なんだと思います。

いっぱいいっぱいで、余裕がなくなっちゃってるのは、すっごく共感するんです。

なので、質問者さんが悪いと言いたいわけではないんですが、現状、自分を受け入れてもらうことと、相手を受け入れることのバランスがとれてないかもなーと感じました。

こういうケースをカウンセリングで紐解いていくと
奥さんは「話し合い」のつもりなんだけど、実際は「妻の意見に従うよう、夫を説得する会」になっていたりするものです。

多くの男性は、女性には口で勝てませんので、「話し合い(という名の別の会)」を重ねるうちに、「どうせ言っても無駄だ」と、口を閉ざしてしまうことは、とても多いです。

こちらのインスタも参考になるかと

例えば夫の望みが「ケンカしたくない、妻を傷つけたくない」だとして、

「本当は自分なりの意見もあるんだけど、これ以上揉めたくないから何も考えてなかった事にしてるだけみたいなことも、結構あるあるだったりします。

この「揉めたくない」っていうのも、愛情のひとつなんですよねぇ……。

もちろん「めんどくさいことを避けたい」って気持ちもゼロではないと思います。

でも「平和でいたい」っていうのは確実にあって、それは、家族を大切に思えばこそです。

「君の思うとおりにしていいよ。僕はそれに従うよ」っていう愛し方だってあるんです。

「自分の望んだとおりに行動してくれるかどうかで愛情を測ると、自分を苦しめることになる」っていうのは、そういうことです。愛情の示し方って、ホント人それぞれですから。

もうひとつの可能性として、ご主人が、元々無口な場合について。

それはそれで、元々無口な人に、たくさん話せというのは酷だと思うんです。

無口で話下手な夫を受け入れるのが、妻側の歩み寄りなのかなー…と、私は思いました。

「夫は無口」その前提で、自分たちの絆の深め方を模索していくことをおススメしたいです。

世間の理想や、SNSで見かけるスパダリ夫を基準にするのではなくて、自分達なりの在り方を模索していくと、うまくいくんじゃないかと思いました。

(※スパダリ = スーパーダーリンの略)

意見の違うふたりの歩み寄りをうまくいかせるコツは、「望みを抽象化すること」です。

まずは、望みを抽象化することで、夫婦の望みを一致させることがポイントかなと。

質問の中に「夫婦円満にしたくて」と書いていらっしゃいますが、ちょうど抽象的な望みなので、これを例に書いてみます。

「夫婦円満でいたい」

それは、ご主人も同じ気持ちだと思うのです。

今回は、一致させようと試みなくても、すでに一致しているはずです。

その上で「夫婦円満でいるには、どうしたらいいか」を考えるわけですが、その条件を「ご主人が変わること」に設定しちゃうと、うまくいかないんです。

ご主人も、質問者さんも、どちらもハッピーになる道を模索していけるといいなと思いました。

「夫が何を考えているのか分からない」

「子供の事に関して全然興味を示さない」

今はそんな関係でも、ご主人の当事者意識は回復しますし、夫婦の絆も取り戻せます。

こちらの記事は、カウンセリング講座の感想ですが、夫婦の絆が回復した事例でもありますので、良かったらご参考ください

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