変えられない相手や叶わないものを追いかけてしまう心理

「脈なしの相手ばかり好きになってしまう」

「趣味なのに、プロレベルにならないと気が済まない」

「問題のある上司や組織を、どうにか変えようとしてしまう」

こういうお悩みって、一見それぞれ別の話に見えますよね。

でも実は、根っこはかなり似ていることがあります。

今回は、「変えられない相手や、叶わないものを、なぜ追いかけてしまうのか」というテーマでお話しします。

まずは、フォロワーさんからいただいたご質問を紹介します。

・脈無しとか略奪とか無理めな恋愛に燃える  
・とんでも上司や組織をどうにか変えようと何年も躍起になる(転職した方が早い)  
・芸術の趣味をプロレベルになるまで突き詰めようとする(才能がないと無理)    

全部、どうやったら達成できるんだ、わたしが悪いのか、としんどくて、手放せば楽になるとわかってるのですが、「でもこういうメリットもあるし…」と手放せない、といった感じです…。

恋愛の話にも見えるし、仕事の話にも見えるし、自己実現の話にも見えます。

でも、こうして並べてみると、同じ心のパターンがいくつかの場面で繰り返されているようにも見えてきます。

変えられない相手や叶わないものを追いかけてしまうのはなぜか

こういうとき、本人の中では

「好きだから」

「納得いかないから」

「本気だから」

という感覚があることが多いです。

もちろん、それもあると思います。でも、苦しいのにやめられない。

頭では手放したほうがいいとわかっているのに離れられない。

そういうときは、ただの好みや情熱だけではないものが隠れていることがあります。

この「諦めきれない気持ち」や、「どうしても追いかけてしまう気持ち」は、心理的には「執着」と呼ばれることがあります。

変えられない相手や叶わないものを追いかけてしまう心理

たとえば恋愛では、安心できる相手よりも、脈なしの相手や難しい相手に惹かれてしまう。

仕事では、離れたほうが早い環境なのに、「どうにか変えたい」と踏ん張ってしまう。

趣味や自己表現では、楽しむことよりも「もっと上手くならなきゃ」「結果を出さなきゃ」が強くなって苦しくなる。

分野は違っても、

そこに共通しているのは、手に入りにくいもの、変わりにくいもの、報われにくいものに強く向かってしまう心理です。

執着してしまう原因として、罪悪感が隠れていることもある

今回のケースの原因として、一般的な可能性として考えられるのが、「罪悪感」です。

深層心理の中に罪悪感があると、

「私は幸せになってはいけない」

という気持ちを抱えやすくなります。

すると、安心できるものよりも、苦しくても報われにくいものに惹かれてしまうことがあります。

ただ、今回のケースはそれだけではなく、もっと別の根っこもありそうです。

本当の原因は、親との関係にあるかもしれない

変えられない相手に執着してしまう人は、もしかすると昔、本当に変えたかった相手がいたのかもしれません。

それが親です。

子どもの頃、本当はもっと愛してほしかった。わかってほしかった。認めてほしかった。

でも子どもは、親の性格や愛し方を変えることはできません。

ずっと頑張っていたのに結局だめだった。何をしても届かなかった。

そんな気持ちが心の奥に残っていると、大人になってからも、その未消化さがいろいろな形で出てくることがあります。

今回の場合はそれが、恋愛相手や上司や組織のような「変わってくれなさそうな相手」に、もう一度挑みにいってしまう形で表れているのかもしれません。

そのとき心の奥にあるのは

「今度こそ振り向いてほしい」

「今度こそ認めてほしい」

「今度こそ変わってほしい」

という気持ちです。

そんなふうに、昔叶わなかったことを別の場所で回収しようとしてしまうんですね。

どうしたらこの執着を手放していけるのか

もし、ここまでの仮説が当てはまるとしたら、解決策は、「本来の痛み」に目を向けることです。

悲しかった。

寂しかった。

本当はずっと欲しかった。

そういう気持ちを自分でわかってあげられるようになると、少しずつ執着の強さが変わっていきます。

執着を手放すというのは、何かを我慢して諦めることではなく、もうその相手に回収してもらわなくてよくなることです。

変えられない相手や叶わないものを何度も追いかけてしまうときは、「私は本当は誰にわかってほしかったんだろう」と立ち止まってみてください。

その気持ちに丁寧に寄り添うことで、執着の人生から卒業できます。

満席となりました。ありがとうございます!

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