両親が喧嘩ばかりだと、子供にとって、家庭が安全安心の場所ではなくなりますね。
それが後遺症となって、大人になってからも、誰かがが揉めているのをみると、動揺してしまうこともあります。
インスタのDMで質問をいただいたので、回答します。
子供時代に両親が喧嘩ばかりしていたのがとても辛くて
少しでも親の機嫌を損ねないよう行動して顔色をうかがう生活をしていたため、自分が全く悪くなくても喧嘩が始まると「自分のせいだ」と思っていました。
そう思い込まないと精神が持たなかったのだと思います。
大人になった現在でも家以外の場所でトラブルがあったとき、自分に非がない、無関係の場合でも頭の片隅で「自分のせいだ」という考えてしまうクセが抜けません。
元々誰かが揉めているところを見るのが苦手なため、そうやって不安や恐怖心から逃げているんだと思いますが、他人事として上手く切り離して考えるにはどうしたら良いでしょうか?
考えるポイントは「心理療法が必要なほど深刻なのか、そうでないのか」だと思いました。
例えば私の場合ですと、ちょっと自己嫌悪になる事があると、すぐに「死にたい」って言葉が頭に浮かんじゃうんですね。
でも、だからといって、本当に死にたいとは全然思ってないんです。言葉が頭に浮かんだ瞬間も。
ただその言葉が頭に浮かんでくるだけです。実際それほどでない場面でもちょこちょこ出て来ます。
これは、私なりに思い当たる原因があります。私は過去に2度うつ病の経験がありまして、うつ病の症状として「死にたくなる」っていうのがありました。
うつ病になって以来なので、私は勝手に「うつ病の後遺症」だと思っています。
なので、頭に思い浮かぶ「死にたい」の言葉を、私自身が全くもって真に受けていません。
「あー、またいつものクセが出てるなぁ」で終わり。
あと、なんでかわかんないけど、お腹痛くなってトイレにこもっているときは必ず、頭の中で「ごめんなさい」って連呼してるのもあるな。笑
…で、そのことで実生活に深刻な不便があるかというと、全然そんな事ないので、そのまま放置しています。
真に受けないことで、うまく付き合っている感じです。
文面から読み取るに、感情が揺さぶられて「自分のせいだ」と頭に思い浮かびはするものの、それが、真実ではない事は、ちゃんと自覚していらっしゃると思うのですね。
もし、その瞬間にパニック障害のような症状が出てきたりするのであれば、病院に相談したり、心理療法を試したりした方がいいかもしれません。でもそうじゃなさそうだなって思ったのですがどうでしょう。
質問者さんの場合も、私の「死にたい」同様、ただ感情が揺さぶられるだけだったりしませんか。
「自分のせいだ」って思ったあとに、他人の問題に首を突っ込みに行ったり、全然関係ないのに責任取ろうとしちゃうとかではないですよね。
だとしたら、これは「気持ちの切り離し方を考える」というよりは、そんな気持ちになることを問題視しないってのをオススメしたいです。
ここは、数稽古かもしれません。「自分のせいだ」って頭に浮かんだ時に、「昔の後遺症出ちゃってるなー。全然私関係ないよ。大丈夫」って、頭で自分に言い聞かせる感じです。
そして、その場にいるのが辛いのであれば、その場を離れるなど、現実的な対処をした方がいいかなと思います。
その場に居ても大丈夫な自分を目指す、というよりは、自分の特性として、受け入れて、対処法を考える方がいいかなと。
質問者さんだけでなく、多くの人は、ネガティブな感情が出てきたことを、問題と捉える方がとても多いです。そして、ネガティブな感情が出ないようにしたいと考えます。
でも、それは、必ずしも必要なことではありません。現実的な被害がないのであれば、受け入れて上手く付き合うのでも全然いいと私は思います。これだって「自己受容」のひとつです。
「感情を深刻に受け止めない、感情に影響力を持たせない、感情に支配されない。」
そう意識するだけでも、すっごく人生ラクになりますよー。
どうしても、出てくる感情が辛すぎるのであれば、原因も明確にわかっていらっしゃることですし、トラウマをケアする心理療法などをやってみるといいと思います。
トラウマ治療とまでいかないとしても、インナーチャイルドのをケアなどは、良いかもしれませんね。
怯えているのは、大人のあなたではなく、あなたの深層心理の中にいる、子供の頃の記憶(インナーチャイルド)です。
インナーチャイルドをいたわり、ケアしていくのはすごくおススメです。