今日も、インスタでいただいたご質問への回答です。
心療内科への通院5年目、外に出られない事への罪悪感で苦しんでいらっしゃるとのこと。
いただいたメッセージをご紹介しますね。
富田さん、深夜にDM失礼しますm(_ _)m
わたし実は、心療内科に5年ほど通院していて、お薬を飲みつつ、今年からは心理士さんにカウンセリングにもついてもらっているのですが、なかなか外に出られず、1歩踏み出せず、殻に閉じこもって生きている状況です。
実家からは離れ、一人暮らしをしています。生活費は、なんと、親に出してもらっています…。
すごく甘えた状況で、自分がこじらせてきた原因や、これからどうしたいかなどにも向き合ったりしているのですが、それがもう、本当は、辛くて…(´;ω;`)
前進できないこと、
改善できないこと、
今の状況から抜け出せないこと、
自分に力がないこと、
などで、やっぱり無意識に自分を責めてしまいます…。
心療内科に通院する以前にも、いろいろなセラピーや、心理学を学ぶ講座にもいってみたりして、少しづつ自分を縛るものは緩んできているかと思うのですが、
それでもなかなか、なかなか楽になれなくて(´;ω;`)
好きなものを楽しむのも力がいる、
今日を生きるので精一杯、
なんだけど、
お医者さんのアドバイスは
「もう少し外に出てみましょう」
「楽しいことからでいいから、アルバイトなどはじめてみては?」
と、言われてしまいます(言われてしまう、というのは、寄り添ってもらえていないなーと感じてしまって、です😢)
心理士の先生にも、緊張してしまって、なんだか困り事を上手く話せている気がしません😭
最近の投稿に「質問どうぞ〜」と書かれていたことで、甘えたくなってしまい、長文になってしまいました💦💦質問にもなっていませんね、すみません😣😣😣
誰かに打ち明けたくて、聞いて欲しくて、甘えてしまいました…。
仕事もできず、
恋愛も上手くいかず、
人も怖くて
人生も立ち止まったまま時間が過ぎていくのがすごい恐怖です😭
(酷い時には希死念慮も出てきてしまいます)
生きているのが、正直辛いし、
このまま生きていてもいいのかな、こんなわたしのままでいいのかな…と思う日々です。😢
自信を持つように、自分を愛するように頑張ってきたつもりですが、なかなかですね。
もし何か、少しでもご助言いただけたら嬉しいです…🥺
長々と本当にすみません!😭
癒され、愛され、楽しめる人生をわたしも送ってみたいです😢
うつ病の場合、どん底期と回復期がありますが、どん底期は自分と向き合うなど考えず、とにかくゆっくり静養することが大切です。
質問者さんの場合、お医者様からアルバイトを勧められるということは、回復期に入っていらっしゃるようですね。
ということは、たしかに、自分の内面と向き合うにはちょうどいい時期ではあるのですが……。
その前に、もし今まで、体調を整えるのをやっていないのであれば、まずそちらに力を入れることをオススメします。
先に体調面のアプローチについてに少し触れた後、心と向き合う方向性について書いてみますね。
まずは、体調面からアプローチ
先に取り組んで欲しいのは体調面なのですが…メンタルの不調について相談された時、私が「体調を整えてください」っていうと、みんな物足りなさそうにするんです…苦笑。
みんなが私にそんな答えを求めてないのは分かってるんです。
それでもどうしても外せない位、大切な事です。
だって、体調が良ければ発生しないネガティブ感情も多いですから。
緊張感や不安、罪悪感だって、体調で変動しますしね。
特に今の時期は、職場のストレスがない分、体調面のアプローチに力を入れると、すごく効果があると思います。
例えば、栄養バランスを「タンパク質多め、糖質控えめ」にするだけでも、メンタルはかなり浮上します。私はうつ病で休業していたとき「だいぶ回復したけど、復帰するにはあと一歩」の状態を、食事を変えることで抜け出しました。今は、うつにアプローチする食事の本も色々ありますね(^^)
あとは、日光浴もオススメです。日光浴は、外に出る気になれなければ、部屋の中で日にあたるのでも構いません。ガラス越しだと、セロトニン分泌は少なめですが、漢方養生的には「気」を補えます。
これからの季節は、特に「気」が不足するので、私も、日中はカーテン全開にして、必死で日に当たってます。笑
自分と向き合うなら…
そして、質問者さんの場合は、心にアプローチするのであれば、罪悪感を癒す(自分を許す)方向が良いと思うのですが、「そんなの今までも散々やってきましたがな。もう疲れたっす…」って感じでしょうか。
でも多分「最初の一歩」をすっ飛ばして、2ステップ目からやってるんじゃないかな。
多分ね。「自分に優しくする」とか「自分を許す」とか「自分を大切にする」ってことを、がんばって来たと思うんです。
その前に、ちゃんと自分責めやった?思い切り責めまくった?飽きるくらいにやってる?って聞いてみたいです。
私が書いた「最初の一歩」とは、自分責めのことです。
きっと「自分責めしちゃいけない」って思ってますよね。「無意識に自分を責めてしまいます…」って書いていらっしゃるくらいですから。
ってことは、自分責めが、不完全燃焼で終わってる可能性は高いです。
無意識じゃ足りないです。もっともっと、自分責めの時間をたっぷり取って欲しいです。
「ああ、私、自分に対して、こんな事考えてんだなぁ」って、責めてる感情を客観的に観察してみてください。(元気な時にね?)
これは私が個人的に「やった方がいい」って思ってる事なので、他にこれを言ってる人は、今のところ見かけたことがないんですけど、
自分を許すんだったら、まずは、自分への恨みの感情も出し切らないとです。
自分に力がない事、前進できない事を、不甲斐ないって思ってるんですよね。(ふがいないとは書いてなかったけど)
だったら、その感情だって、大切にしてあげたらいいんじゃないかなぁ。禁止しようとしないで。
その気持ちだって、あなたの大切な感情ですよ?それを受け入れる事こそが「ありのままの自分を受け入れる」ってことだと私は思うんです。
一般的に「許しのプロセス」は、親や元彼など、自分を傷つけた相手への恨みの気持ちを手放すときにするものですが、私はこれと同じことを、自分を許すときにもやった方がいいと思っています。
許しのプロセスってこんな感じです。
恨みの気持ちをしっかり出し切る → 相手の事情を理解する → 相手への恨みを手放し、前を向く
前を向くのは、最終段階ってことですね。
私はこれと同じことを、自分にもやった方がいいと思ってるんです。
「自分への恨みの気持ちをしっかり出し切る → 自分の事情を理解する → 自分への恨み(自己嫌悪)を手放し、前を向く」
つまり、自分の事情を理解して許すのは、しっかり自分への恨みの気持ちを出し切った後です。
ただし!恨みを出すプロセスで停滞しちゃうとドツボにハマるので、そういう所を誰かにサポートしてもらうといいかもですね。
さいごに…
生活費を親に出してもらっている事、どうか負い目に感じないで欲しいです。
もちろん、これも、自分責めの対象であるならば、最初は「情けない、不甲斐ない」って思っても構いません。申し訳ない、恥ずかしいと思うのも仕方がない。それは、責任感があって誠実な証でもありますから。
ただ、なるべく早く「ごめんなさい」から「ありがとう」に変えられるといいですね。
働けない事情があるときに、家族に助けてもらうのは、仕方がない事です。
事情はよく分かりませんが、もしかしたら、あなたには、それを受け取る当然の権利があるのかもしれない。(生きづらいのは親が原因かもしれないって意味です)
できれば、その罪悪感は、なるべく早く「感謝」に変換出来るよう取り組まれた方がいいですよ。
「情けない娘でごめんなさい」ではなくて「助けてくれてありがとう」です。
私は、メンタル不調の休養期間は、「無価値感と向き合い、人と支え合うことを学ぶ機会」になると思っています。こんな事でもない限り、アダルトチルドレンさんは人の助けを受け取れないですしね💦(無価値感=自分には価値がないと思う感情のこと)
働いたり、何かの役割を担っている立場では、深い無価値感が表面化してこない事も多いです。仕事できない状況になって初めて、本当の無価値感と対峙できるといいますか。
向き合うのに疲れたときは、お休みして構いません。無理に向き合っても良いことないですから。
体調の良い波を見つけて取り組むようにしてくださいね。
それ以外は、とりあえずお日さま浴びて、充電しましょ♪