自分の生きづらさが解決しないまま、カウンセラーになってもいいのか?の答え

カウンセラーになりたいけど、自分自身が生きづらさを解消できていないので、活動を始められないとおっしゃる方は、とても多いです。

インスタで質問をいただきました。

富田さん、初めまして☺️関東で3人子育てをする30代半ばのママです。

ACに気づいて、カウンセリングに通い、克服できたと思っていたのですがまだ生きづらさ(子供3人のうち長女だけ可愛がれない)があります。

この先自分でも克服した(克服しかけている状態ですが…)経験を元にカウンセリングを仕事にしたいと思っております。

カウンセラーとしてやっていくための準備をしながら、生きやすくなるまで自分のカウンセリングも続けていくことに関してどう思われるか、富田さんのご意見を伺っても宜しいでしょうか。

富田さんのカウンセリングスクールにも興味があります。詳細が分かれば知りたいです。

よろしくお願いします🙇‍♀️

私のカウンセリングスクールに興味を持って下さりありがとうございます。

毎年、夏と年末の年2回募集をしていたのですが、今回は募集を見送っています。

アダルトチルドレン克服のオリジナルプログラムを作りたい気持ちがあって、来年は、そちらに時間を使いたい気持ちがありまして……。

また、カウンセラースクールも、AC専門カウンセラー養成講座にリニューアルしたいなぁと思ってます。

来年末に募集できるか…もしかしたら、数年先になっちゃうかも。

というわけで、カウンセラーになりたい方は、他のスクールに入って、早く夢を叶えちゃってくださいね(^^)

さて、頂いたご質問についてですが、結論を先にお伝えしますと

「ある程度良くなっているのであれば、プロとして活動して全く問題ない」と、私は考えています。

もちろん、カウンセリングの知識や技術がないままプロを名乗るのはダメだと思います。

でも、カウンセリングの技術が身についているのであれば、自分自身の問題が多少残ったままでも問題ありません。

人間誰しも、いくつかの悩みや問題を抱えています。人には成長欲求があるので、目の前の問題が解決しても「もっと良くなりたい」と思うからです。

解決しても、解決しても、新しい悩みは出てくるんですね。

私だって、いっぱい悩んでますし、生きづらさはまだまだ現役ですよ。笑

悩みがゼロになってからカウンセラーになろうとする人は、一生カウンセラーになれません。どこかで「未熟な自分」に踏ん切りをつけて、歩き始めるしかないんでです。

そして、勉強や起業準備は、今、自分の人生がすごく辛い方でも、やっていいです。

自分の問題の解決スピードもアップしますので、むしろ、勉強は辛い時期からやった方がいいくらいです。

私のスクールでも、全員、自分自身の問題に向き合いつつ、カウンセリング技術を学んでいます。

「全員」です。向き合うべき問題がない人なんて、1人もいません。

ターゲットを狭く狭く絞る工夫を

ただ、実際にカウンセラーとして活動をするのであれば、苦手ジャンルを自分で把握しておいて、相談を受けないようにしておく必要があるかと思います。

自分の傷が癒えていない時だと、自分の心の傷を刺激するような相談が来た時に、冷静に対処できないことがあるんですね。

例えば、私の場合ですと、カウンセラーとして活動を始めた頃は、母親の過干渉問題が解決していなかったので、子供の相談は受けられるけど、親の相談は冷静に聴けませんでした。

なので、事前に相談の概要を伺って、冷静に対処出来なさそうな方の申し込みは、お断りする勇気も必要かもしれません。

…まあ、実際は、苦手ジャンルの相談って、ほぼ来ないんですけどね。

というのも、たとえば私の場合ですと、活動を始めた頃は、子供の味方をする発信ばかりしてました。親の立場の人は、そんな人には相談しにくいですよね。キツイこと言われそうで。

実際私も、自分が親の問題を解決出来ていない頃は、親の立場の人からの申し込みはゼロでした。DMで質問が来たことが1回あっただけです。

自分自身の問題が解決して、親の気持ちも理解出来るようになる中で、少しずつ、子供との関係で悩む親御さんからの申し込みが入るようになったんです。

きっと今は、中立の立場で発信出来るようになったからなのだと思います。

なので「私がお役に立てるのはこんな人!」というのを明確にして、その人「だけ」に向けて発信を続けていくことで、トラブルは回避できると思います。

「ちょっと先を行ってる人」だからこその強み

最後に、カウンセラーって、ベテランさんよりも「自分のちょっと先を行ってる近い人」の方が、人気があったりします。

気持ちに本気で共感できるし、寄り添えるからです。

ベテランになると、的確な分析が出来るので、結論が出るまでの時間は短縮できるんですが、どうしても共感性が弱くなってくるんですね。

自分が悩んでいた時期が「遠い昔」になってるからです。

ベテランによくある事故が「その人の成長プロセスを無視して、ゴールに近い事をズバズバ言ってしまい、クライアントを置いてけぼりにしちゃうこと」です。

まったく同じ結論でも、時間をかけて、苦労して結論に辿り着いた方が、短時間で辿り着くより、深くハラ落ちすることは、とてもよくあります。

素早い分析が出来ない新人さんが、寄り添い、一緒に悩みながら時間をかけて結論に辿り着くことは、一見遠回りに見えて、適切なプロセスだった、ということは、本当によくあります。

私も気を抜くと、ズバズバ系になりがちなので、プロセスを無視しない、っていうのは、必死で気をつけてます。それでもたまに「早すぎちゃったかなー…」って反省することがありまして。

「まだまだお悩みいっぱいあります!」という方だからこその強みもありますので、自分の問題はさておき、楽しんで勉強や起業準備に取り組んでいただけたらなと思います。

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