今日も、インスタのDMでいただいた質問に回答します。
早速、ご質問を紹介しますね。
ストーリーの質問フォームでは書ききれないので、こちらで質問します。
ネットで知り合った人から、とあるカルト教団のグループLINEに誘われ
浄化の儀式(画面越しに手をかざしてもらうだけで心身が浄化される)を毎日のように受けていました。
洗脳されたのか、その効果を感じていました。
儀式を受けること自体は無料なのですが、自分で自他を浄化できる10万円のペンダントを買わないかと持ちかけられたことがあり、高いなぁと思いながらも買おうかどうか迷っていました。
それくらいに効果を信じていたのです。
しかしある日、そのカルト教団のトップが不貞行為で逮捕されたことと、逮捕前から霊感商法で身が危うかったらしく、教団は事実上解散しました。
紹介してくれた知人を含め、関係者の誰とも連絡が取れません。
私はそれまで拠り所としていたものを失い、儀式が受けられないから不幸になるのかな…と思うことがあります。
(一方で、そんな訳あるか!とツッコミを入れる自分もいます)
霊能者とか、見えない世界に魅了され、依存しに行っている自分が恥ずかしいです。
私は正直、霊感商法に依存することを、ダメなこととは思っていません。
批判覚悟で書いてしまうと「推し活と大差ない」と思っているのです。
ただ、推し活と違うのは、他の人をトラブルに巻き込みやすい点ですよね。今回の、知人みたいに。
そこさえ気をつけて、自分だけで楽しむ分には、全く問題ないと思います。
それが拠り所になって、心がラクになったり、生きがい、働きがいになるのだったら、全然いいじゃんと思うのです。
例えば心理療法の中には「イメージが感情に与える影響」を利用して、心を変化させるものがあります。
霊感商法のペンダントや儀式で、心理療法のような効果が得られるなら、手段は何でもいいと思うのです。
ただ、その効果を、実生活に落とし込むのは自分なので、それが出来てるかどうかのチェックは必要かもですね。
心理療法も、霊感商法も、「幸せになるために」やるわけじゃないですか。
幸せになるための行動ができるように「背中を押す」役割をしているんですね。
なので「受けて終わり」だと、それはやっぱりもったいなくて、
気持ちを軽くした後は、「自分が望む未来を手に入れる行動」をして欲しいなと思いました。
私たちには、何かしらの「依存対象」が必要です。
それも複数の依存対象が。
本来は、パートナーや家族、その他、あらゆる人達と相互依存関係になるのが理想かもしれません。
でも現実は、なかなか思い通りにいかないし、それだけでは追いつかないこともあるでしょう。
複数ある依存先のうちのひとつが、ゲームの人もいるし、アルコールの人もいるし、ホストの人もいるわけです。
たまたま質問者さんの依存先が「霊能者や見えない世界」だっただけで、恥ずかしい事でも何でもないと、私は思うのです。
少なくとも、当時の質問者さんは、カルト教団の存在に支えられていた。
そこは、「汚点」と捉えなくてもいんじゃないかなと、私は思いました。